Written by: Jerry Stahl
Directed by: Richard J. Lewis*Third Reich=第三帝国
613 "Kiss-Kiss, Bye-Bye"のエントリーに書いた、
ぐったり落ち込んだスポイラーと言うのは
このエピのものでした。
私にとって、CSIの楽しみはスポイラーとセットなので、
それを抜きには考えられないのですが、ここを
読んで下さる多くの方にははっきり言ってどうでもいい、
関係ない事なので、それに関しては最後の方で……。
* * *
多分、一般ファン、大多数のファンは、
「レディ・ヘザー」っつーだけで、「最高!」とか
思うかも。実際、人気、あるんでしょうね。
「"私のグリッソム"とくっつくサラはムカつくけど、
ヘザーとなら何だかお似合い♪」、という
日本人ファンも多そう。想像だけど。
確かに、初登場時はインパクトがあったし、
すっごく魅力的なキャラクターだった事は
認めざるを得ないですね。
WPとメリンダ・クラークにはケミストリーがあると思うし。
おまけに、メインキャラが誰も言えない事を、ヘザーは
グリッソムに言っちゃうんですから。
思いっきり図星な事を。何で数分一緒にいるだけで
あんたがそんな事分かるんだ、とか、そういう事は、
まぁ、208 "Slaves〜"の時は思わなかったけれど……。
その後、彼女の人気を当て込んで、製作側は彼女を
思い切り利用するわけですね。Feb sweepsに。
(
315 "Lady Heather's〜")
しかも、通常より長い放送時間のエピソードですよ。
キャスドラマとグリッソム/レディ・ヘザーでお腹一杯。
で、何と、「もしかしたら一夜を共にしたかも」という、
どちらとも取れる曖昧・思わせぶりな感じで二人の
関係を描写。さすがにこの時点では、唇をじっと
見ている=すぐ、聴力を失っていることになるの??と
引きました。何者なんだよ、ヘザーは。
(イヤ、ドラマですから、いいんですけど……。)
で、今回のエピに話を戻して……
スポイラーの時点では、もっと何と言うか、
すっごくグリッソム/ヘザー(ロマンスのニュアンスあり)な
感じだったんですよねぇ……。
(興味のある方は
こちらでどうぞ。リライト前の
脚本の内容が分かります。かなり、放送版とは違っていて、
特に最後のシーンは全く違う物でした。要レジスター。)
それに輪をかけて、WPが、このエピソードの放送前の
TVのインタヴューで、「レディ・ヘザーはグリッソムの
ソウル・メイト」と発言。まー、sweepsだし、
宣伝しないといけないのは分かりますが、
GSRファンダム内では物議を醸しましたね。
(最近、この発言を撤回するかのような笑える
コメントを残しておりますが→
こちら、S6、7ネタばれ。)
(あ、で、そういう感じで落ち込んでいた時に、
このepisode stillが出てきて、イヤ〜……笑いました。
「何やってんだ、この二人」、と。)
で、実際放送されたものを見てみると、
グリッソム/ヘザーに関して気になっていたある事柄に
ついては無くなっていて、全体のトーンも、スポイラー時に
感じた、ロマンスありな雰囲気ではなかったかな、と
いう印象でした。
それから、今後のストーリーラインに関わりかねない
ある出来事も、完全に無くなって変更されていました。
なので、まずその部分に関しては、はっきり言って
ホッとしましたね。
落ち込んだ原因の、最初の脚本のままだったら、
時に後者の部分は、ちょっと私は「違うんじゃないかな」と
思っていたので、本当に良かった。
このエピソードの脚本は、Jerry Stahlで、彼の傾向として、
ショッキング系、奇をてらった傾向の強いエピソードを書く、と
いう印象なのですが、これも例に洩れず。
208 Slaves of Las Vegas
406 Fur and Loathing
508 Ch-Ch-Changes515 King Baby
……の人ですから。彼がそういうアイディアを思いつくのか、
そういうネタの時は何故か彼が書く事が多くなるのか、
どちらなのか分かりませんが。
(ただ、223 "The Hunger Artist"は、こちらもショッキングな
内容ながら、全エピソードの中でもベストに入るくらい
好きですけどね。)
このエピソードなんか、最初に
DUE TO MATURE THEME,
VIEWER DISCRETION IS ADVISEDって出ましたからね。
(「内容が強烈なので自己責任で」、みたいな意味?)
こちらでの放送時にはどういう扱いになるのか分かりませんが。
で、結局、レディ・ヘザーを出してきたのはいいけれど、
結果的に「これで最後」感が強かったかな、と思います。
はっきり言って、ヘザーのキャラを壊しちゃったと言うか。
315で止めておけばよかったのに。
最後のシーンは、結局、アレ、ヘザー、とりあえず逮捕
されちゃうんだろうし(その後はわからないけど)、
毅然とした夜の女王的キャラクターのまま視聴者の
記憶に残して置けば良かったのにな、と思いました。
わざわざ彼女を持ってきて、そのストーリーラインが、
「娘が殺される」だなんてね〜。うーん。
彼女は、他人を傍観(というのかな?)して、
観察している時の方が断然面白いのは208ですでに
分かっているんだから、どうしても彼女を出したかったのなら、
そういう使い方をすれば、まだ良かったかも知れませんね。
ま、あの「人を読む」能力も、3度目となればさすがに
非現実的すぎて、それはそれでなんですが。
ああ、これで、昔「少し」夢見た、
「グリッソムとサラが二人でいるところにヘザー登場、
ヘザー、一発でグリッソム(とサラ)の気持ちを見抜く」という
シーンの夢は消えました。
I'm saying stop.
と、最後のハグは、複雑でしたけれど、放送前の強烈な
不安を思えば、別にどうという事もないかな。
レディ・ヘザーファンには、あまり納得できるエピソードでは
無いような気がしますね。
(
'07/03/24 追記:あーあ、私が甘かった!今はそれだけです。)
* * *
[スポイラー時の不安・不満について]はっきり言って、ここを読んで下さるほとんどの方には
関係ない事ですし、この時のスポイラーは、イコール脚本の
第一稿時のもので、結局は放送されたものが全てでは
あるのですが、やっぱり、グリッソム/ヘザー(のロマンス)の
「意図」が最初に存在していたとなると、製作陣への
不安・不満はどうしても当時は感じましたね。
とにかく、元々CSIに対して不安・不満が
蓄積していたところに、こんなスポイラーを
読んだ日にはもう……。
で、どういう事が納得行かなかったかと言うと、
1. Feb sweepsになると現れるゲスト、レディ・ヘザー。
Sweepsにゲストを使って視聴率獲得を狙うのは常套手段
ですけれど、今、character developmentの欠如と、
キャストよりスクリーンタイムの多いゲストの問題で
頭を抱えている時に、また「ゲスト」をわざわざ持ってきて
話を面白くしようとするな、っつー事ですよ。
どうして、せっかく、(あんなに大人数の)
レギュラーキャストがいるのに、使わない??
しかも、メリンダ・クラークは、CSIの裏番組、The OCの
レギュラーなのをわざわざ引っ張ってきているんですよ。
まだまだ他に、やる事、あるでしょうーーー!
2. だから、何で、サラとの事で前に進めないグリッソムが、
sweepsの時期にレディ・ヘザーが出てくると、いきなり
エモーショナルになったり、大胆になれたりするわけ?
法側の人間で、人間関係に恐ろしく不器用なグリッソムが、
SMクラブのオーナーと??彼女の周りではいつも殺人が
起きてますが?
ドラマとしては面白いし、当然アリでしょうが、ソフィアの事
(少なくとも、S5ではグリッソムのlove interestでしたから)も
そうですが、そういう事をされると、グリッソムのキャラクターと、
せっかく今までやってきたGSRに一貫性がなくなるんですよね。
で、GSR的には、サラが(番組で新しいlove interestを
与えられないまま)ずっとグリッソムが一歩前に進むのを
「待って」いるのに、彼のキャラにその価値がなくなって
しまう。別に聖人にしろとは言いませんし、欠点があるほうが
魅力的ですが、私の思グリッソムと言うのは
「ある程度、サラを縛っている事を自覚している」感じなんで、
そういう状況で他の女性と……というのは、「ひどい」わけです。
グリッソムが意識していなかろうが、悪意が無かろうが、
そうとれるシーンを入れられるのはもうイヤ。
"Butterflied"のモノローグも台無しになってしまうし。
事件そのものではなくて、周りの人間を「使って」
グリッソムを描きたいなら、GSRを利用しない手は無いのに、
sweepsにしか出てこないレディ・ヘザーを使うのは
どうなのかな、と。ゲストより、キャストを使って欲しいわけ。
先に書いたように、彼女のキャラの魅力は充分分かるし、
WPとメリンダ・クラークにはケミストリーもありますけどね。
(メリンダ・クラークは綺麗だし、色っぽくて嫌いじゃないです。
Melinda Clarke Online)
あとは、グリッソムがこのエピソードである事をする
予定だったのだけど、それは彼のキャラを考えた場合
やらない方がいいと思ったのと、もしやるとしても
今このタイミングでやるのはどうかな、という疑問があった事。
でも、それは完全に変更されて無しになったので良かったけど。
で、ホントに、以上の事は、あの時スポイラーを読んでいた
(GSR)ファンにしか関係ないんですが、まぁそんな感じで
すごく落ち込んでいたわけですよ。
もちろん、この番組への不満があったのは、もっともっと
クォリティの高い番組になって欲しいと思ったからだし、
キャストの事が本当に好きだし、GSRを見届けたいと
思っているからなので、見るのを止めるとか、そういう事は
考えられなかったですが。
ダラダラと長くてすみません。
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